この度の連休でまあまあ大きいイベントに出展させて頂きました。
イベント期間中は連日朝5時起き。
日中は毎日3万人を超える来場者の方々への応対に追われ、自分で言うのもなんですが日ごろグチをこぼさない私もさっすがにヘトヘトになりました。
出展までの道のりは決して平坦なものではありませんでした。
今年に入ってすぐ食品製造加工会社を事業承継し工場移転から食品製造業許可、機器配管、メンテナンス、特許製法での製造方法伝授、試作品の製作、量産体制を築くための製造オートメーション化を経てギリッギリでの出展となりました。
途中で「もう無理や。どうやっても間に合わんから諦めよう。」と思ったことがありました。
そんな調子でイベントまで1か月を切ったころ、いつもニコニコしている承継元の社長から鬼の形相で、
「何言うとるんや。あんたの実力はそんなもんか。」
と言われ、
「(やったろうやんけ!)」
と私の持てるエネルギーを全力で注ぎこみ、見事にというか曲がりなりにもというかどうにかこうにか滑り込みで間に合った感じであります。
さて、私の会社としては食品業種で初のイベント出展。
200を超える各ブースには名立たる老舗企業が軒を連ね、新参者の私たちはビビりまくっていました。
9時のスタートが切られると来場者が一斉に津波のように押し寄せてきます。
「うっせやろ。なんやこの人数・・・」
そうは言っても腹を括るしかありませんので自社の製品を試食してもらいながらPRを行います。
さすがは特許製法で製造した商品。
食品業界ド素人の私たちが作ったものとは思えないほどの反響です。
気が付けばその他の出展ブースに負けず劣らず私たちのブースにも黒山の人だかりができていました。
各企業や取引先、得意先との話も進み、県内だけでなく県外への取引の道も開けてきました。
ただ、今回のイベントが上手くいったように見えても私は今後たくさん失敗をするでしょう。
数えきれない間違いも経験するでしょう。
もしかすると、取り返しのつかない出来事に見舞われるかもしれません。
でも、何が起きようが想定内です。
当たり前なんですよ。
やったことないことをやるんですから。
まったく新しいことに挑戦するんですから。
生まれてから今までそうだったように、最初っから上手くできるわけないんです。
そうは問屋が卸さなくてもいいんです。
そんなことはどうでもいいんです。
今まで経験したことのないことを行い、自分の世界が広がったのならそれでいいんです。
それが人生です。
それが生きるということなのではないでしょうか?
大丈夫ですよ。
これだけ滅茶苦茶なことやっても私はまだ生きています。
運がなくても、
実力がなくても、
人脈がなくても、
友だちがいなくても、
PCに不慣れでも、
字が汚くても、
顔がブサイクでも、
高学歴でなくても、
由緒正しい家元の出身でなくても、
スピリチュアルな知識がなくても、
悟りを開いてなくても、
そして、あなたたちがよく使う言い訳ダントツぶっちぎりナンバーワンの、
お金が無くても、
なんとかなるんです。
そんなどうでもいいことを無い無いと騒ぐヒマがあるんなら1日でも1時間でも1秒でもいいからやってみりゃいいんです。
知らない間にできますから。
気が付いたらできてますから。
本当のことを言えば「やる気」さえも要りません。
つべこべ言わずにやりゃいいんですよ。
信じる必要さえありません。
とにかくやるだけです。
あなたはできるのです。
不思議かもしれませんが今いるこの世界はそんなことだらけなのです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。