宇宙一の適当男

あなたは存在する価値があるから存在しているのです。

「嫌われる勇気」を勘違いして捉えていらっしゃる人たち

 

一時期流行った私の尊敬する精神科医で心理学者、社会理論家でもあるアルフレッド・アドラー

『嫌われる勇気-自己啓発の源流「アドラー」の教え』

ダイヤモンド社

を知っている人がいるかもしれません。

当時は一大ブームになりテレビドラマにもなりました。

ただ、内容を読みもせずにこの「嫌われる勇気」という題名だけを見て「そうか、嫌われてもいいんだ!」というとんでもない勘違いをしていらっしゃる方たちがいます。

 

嫌われてもいいという言葉を盾に、他人を傷つけ、脅し、思いやりのかけらもない行動を取りながら「へーき、へーき」と言っています。

また、口を開けば自慢話、人を見下し悪口ばかり、優しさのかけらもありません。

もちろん、誰からも嫌われるでしょう。

こんな人を好きになる人などゼロに等しいのではないか?という人もいます。

だけど本の表題は「嫌われる勇気」です。

「これでいいんだ!」と口では言いながら、周りの人から嫌われてしまいあなたの心はズタズタに引き裂かれ、落ち込み、恨み、憎悪に満ちた人生を送ることになります。

 

 

あのですね。

アドラーの言う「嫌われる勇気」とはそういう意味じゃないんですよ。

「素のままのあなたを見せて嫌われてもいいんですよ」という意味なんです。

前述の嫌われる人の根本にあるものは完全に逆で「素の自分を見せると嫌われるんじゃないかという恐れ」から取り繕った行動を取ってるんでおかしなことになるんです。

何が言いたいのかというと、こんな自分じゃダメなんだというところから自分を大きく見せるために自慢話や嘘をつきまくり、自分はこんな人間じゃないのにという苛立ちから人を傷つけ、妬み、素の自分とは正反対の言動を取ってしまっています。

 

もしかしたら、今のあなたはどうしようもない人間かもしれません。

なんの取柄もない、そうですね一般的に言えばクズカス人間かもしれません。

お金もたいして持っていないかもしれません。

月々の稼ぎも微々たるものかもしれません。

もう何年も恋人と呼べる人がいないかもしれません。

友人と言える人も限りなく少ないかもしれません。

夕方スーパーに行き半額のシールが貼られた惣菜を買って夕食にするような生活をしているのかもしれません。

住んでいるところはとてもじゃないけれど高級住宅地とは呼べないかもしれません。

乗っている車も中古でボロボロかもしれません。

やっている仕事も他人に胸張って言えるような内容ではないのかもしれません。

着ている服も履いている靴も身に着けているものはほとんどがいわゆるユニクロレベルかもしれません。

 

 

・・・。

それで全然いいじゃないですか?

 

 

あなたは「こんなはずじゃなかったのに」と今の自分を否定しているのかもしれませんが今の状況をまず受け入れてください。

あなたの世界はあなたが造り上げたのですから、あなたの人生はこんなはずなのです。

 

素の自分を見せて嫌われたっていいんですよ。

そんな奴はほっときゃいいんです。

いちいち取り繕うからわけがわかんないことになるんです。

そのままのあなたをそのまま出していいんです。

 

 

そして、あなたに言いたいことがあります。

素の自分をあなたが嫌ってどうするんですか?

2人でケンカをするのはやめてください。

早く仲直りをしてできるだけ本当のあなたでいてください。

いらないものをいろんなところから持ってきて本当の自分が見えないぐらい装飾し、必要のないものを両手いっぱいに抱え込み、身動きが取れないほどに膨れ上がっています。

そんな状態の人は勇気なんかなくても勝手に嫌われますから。

 

「嫌われる勇気」とは本当の自分を見せて嫌われる勇気を持てと言っているんです。

アドラーは「劣等感」という言葉をよく使います。

いつまでも着飾ったままでは劣等感の塊なんですね。

 

本当のあなたはあなたのことを恥に思ったり否定したりしていませんよ。

まして劣等感など微塵も感じていません。

あなたが今、存在しているということは何ものにも代えがたいほど素晴らしいことなんです。

本当のことを言えばあなたは存在しているだけで十分なんです。

 

もっとそのままの自分を出して思いっきり嫌われてください。

そうすれば面倒くさい人間関係から解放されます。

そして、諦めることなくもっともっと素の自分を出してください。

気が付いたころにはあなたの周りに仲間と呼べる人たちが集まっていることでしょう。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。